わたしたちの身のまわりにある、ほとんどのものは、品質を守るためにたくさんの試験を受けているよ。200種類以上ある安田精機製作所の試験機たちが暮らしの中のどんな製品を作るのに使われているか一緒にみてみよう!
<目次>
ばんそうこうに使われている試験機
テープの通気性
まったく空気を通さないばんそうこうだと、長い時間はったときに、むれてかぶれたり、汗ではがれたりしちゃうかも。
空気をどれぐらい通すかを調べる試験をするよ。
空気が通り抜けるのに、どれぐらいの時間がかかるかを調べるよ。
テープのねんちゃく力
テープのくっつく力が弱かったら、すぐに剥がれてしまうし、強すぎると、はがしたいときに取れなくなってしまうよ。
だからテープの部分のちょうどいいくっつき具合を調べる試験をするよ。
テープの端っこにおもりをつけて、どれぐらいの時間くっついていられるか調べるよ。
ティッシュに使われている試験機
鼻をかんだり、口をふいたりするティッシュ。ガサガサとした肌ざわりだと、使いにくいよね。
ティッシュの肌ざわりのなめらかさや、やわらかさを調べる試験をするよ。
台にのせたティッシュを上から押して、やわらかさをみるよ。
フローリングなどの床に使われている試験機
おうちの床が滑りやすいところで、ころんでしまってケガをするかもしれません。
安全に暮らすためには、滑りにくさが大切だよ。
床材の上におもりをのせて、ひっぱるよ。かるい力でおもりがうごいたら、すべりやすいし、おもりがうごきにくかったら、すべにくいと考えるよ。
ベッドのマットレスに使われている試験機
気持ちよく眠るためには、やわらかすぎず、固すぎず、ちょうどいい固さのマットレスがいいよね。
また、使っていてすぐにぺったんこになったら困るよね。
マットレスのやわらかさや丈夫さを調べる試験をするよ。
マットレスを強い力で8万回繰り返し押して、どれだけへこむか様子をみるよ。
組み立てて作るおもちゃに使われている試験機
自分で組み立てて作るプラスチックでできた模型のおもちゃは知っているかな?お菓子のおまけやおもちゃ屋さんで売っているのを見たことがあるかもしれないね。このおもちゃの部品は枠につながっていて、この枠から切りはなして組み立てていくものだよ。
この部品は金属でできた型の中に熱で溶けたプラスチックを高圧で流し込んで形を作っているんだ。冷えてかたまると部品のできあがり。このときプラスチックが型のすみずみまで流れ込んでいくようにすることが大切なんだよ。
小さなが穴があいた筒の中にプラスチックの素を入れて、ヒーターであたためながら上からぎゅっと押すよ。決まった時間にどれぐらいの量が流れるかみるよ。
電気コードやプラグに使われている試験機
スマホやタブレットをはじめ、おうちの中なかの電化製品はほとんどといってよいほど、電気コードのプラグをコンセントにさしてうごかしているよね。使い方かたによっては強くひっぱったり、コードをまげたりすることも。。。
コードやコードのプラグが傷ついてしまいショートして火花が出でたり、異常に発熱し発火して火災につながる恐れがあり危険なんだよ。そこで安全に使われるように、コードやプラグは試験されているよ。
コードのプラグ部分をつかんで左右に何度も曲げて、様子をみるよ。