シャルピー衝撃試験機(アイゾット衝撃試験機)とは、試験片に対し衝撃を与える事により製品脆弱性をテストするための装置です。試験片の破壊に要したエネルギーを測定します。 試験片の両端を支え、ノッチ部の背面をハンマで打撃して衝撃値を測定する シャルピー衝撃試験 と、試験片の片端を固定し、反対側をノッチの付いている方向からハンマで打撃して衝撃値を測定するアイゾット衝撃試験があります。 ※ アニメーション・動画あり

No.258-D・No.258-PC 衝撃試験機(手動)

258-D・258-PC
デモ機あり!詳しくはコチラ
この装置は受託試験対応機です

特徴

  • プラスチックの振り子式衝撃試験機です。ハンマー・アンビルを交換することで、シャルピー衝撃試験、アイゾット衝撃試験に対応することができます。

シャルピー

シャルピー衝撃試験アニメーション(安田精機)

アイゾット

アイゾット衝撃試験アニメーション(安田精機)
操作&動作 MOVIE 【 No.258-D デジタル式タッチパネル操作タイプ】

No.258・258-D・258-PC 仕様(準拠規格)【 JIS/ISO・ASTM 】

JIS/ISO(←open)
規格 JIS/ISO
試験方法 シャルピー衝撃試験 アイゾット衝撃試験
準拠規格 JIS B7739:2011、ISO 13802:1999
参考規格 JIS K7111-1:2012、ISO 179-1:2010 JIS K7110:1999、ISO 180:2000
ハンマー容量 ※1(J) 0.5, 1, 2, 4, 5 7.5, 15, 25※2 1, 2.75, 5.5, 11, 22
アンビル JIS/ISO シャルピー アンビル JIS/ISO/ASTM アイゾット アンビル
アンビル用かさ上げ台 必要
ハンマー打撃位置確認用ゲージ JIS/ISO ハンマー打撃位置確認用ゲージ
試験片位置決めゲージ JIS/ISO シャルピー試験片 位置決めゲージ JIS/ISO アイゾット試験片 位置決めゲージ
オプション デジタル(タッチパネル、PC)仕様、安全カバー(フルカバー)、飛散防止カーテン、ハンマー追加ウェイト一式、 ミニプリンター(感熱紙10巻付)
※3、CSVダウンロードツール(LANケーブル付)※3、アナログ目視盤・指針、Windows PC※4、本体追加ウェイト※5
衝撃速度 2.9m/s 3.8m/s 3.5m/s
ハンマー持上げ角度 150°
ハンマー打撃刃先端 R2±0.5mm、刃先角度:30±1° R0.8±0.2mm
先端丸み R1±0.1mm
アンビル支持固定端部 R0.2±0.1mm
支点間距離 62+0.05mm※6
アンビル上面と打撃刃の距離 R22±0.2mm

※1 ハンマー容量は、標準以外の物も製作可能です。kgf・cm単位もお問い合わせください。また、1本のハンマーに追加ウェイトを取付けて2種の容量に対応できる場合がありますので、ご希望の場合はお問い合わせください。
※2 50Jの取扱はありません。
※3 デジタルタッチパネル仕様を選択された場合対応可能です。
※4 デジタルPC 仕様、またはデジタルタッチパネル仕様のCSV ダウンロードツール用に使用します。
※5 15J以上のハンマーを使用する場合必要です。
※6 JIS K7111-1 記載の試験片の種類1のみ対応します。その他はお問い合わせください。

ASTM(←open)
規格 ASTM
試験方法 シャルピー衝撃試験 アイゾット衝撃試験
準拠規格
参考規格 ASTM D6110-10 ASTM D256-10
ハンマー容量 ※1(J) 2.7 2.7
アンビル ASTMシャルピーアンビル JIS/ISO/ASTMアイゾットアンビル
ASTMシャルピーアンビル
ハンマー打撃位置確認用ゲージ ASTMハンマー打撃位置確認用ゲージ
試験片位置決めゲージ ASTMシャルピー試験片 位置決めゲージ ASTMアイゾット試験片 位置決めゲージ※2
オプション デジタル(タッチパネル、PC)仕様、安全カバー(フルカバー)、飛散防止カーテン、ハンマー追加ウェイト一式、ミニプリンター(感熱紙10巻付)※3、CSVダウンロードツール(LANケーブル付)※3、アナログ目視盤・指針、Windows PC※4、本体追加ウェイト※5
衝撃速度 3.46m/s 3.5m/s
ハンマー持上げ角度 150°
ハンマー打撃刃先端 R3.17±0.12mm、刃先角度:45±2° R0.8±0.2mm
先端丸み R3.17±0.12mm
アンビル支持固定端部 R0.25±0.12mm
支点間距離 101.6±0.5mm
アンビル上面と打撃刃の距離 R22±0.05mm

※1 ハンマー容量は、標準以外の物も製作可能です。kgf・cm単位もお問い合わせください。また、1本のハンマーに追加ウェイトを取付けて2種の容量に対応できる場合がありますので、ご希望の場合はお問い合わせください。
※2 試験片の厚みごとに対応する位置決めゲージが必要です
※3 デジタルタッチパネル仕様を選択された場合対応可能です。
※4 デジタルPC仕様、またはデジタルタッチパネル仕様のCSV ダウンロードツール用に使用します。
※5 15J以上のハンマーを使用する場合必要です。
※6 JIS K7111-1 記載の試験片の種類1のみ対応します。その他はお問い合わせください。

No.258-L 衝撃試験機(低温槽付)

参考規格 JIS K7110、K7111-1、ASTM D256、D6110、ISO 179-1:2010、180

特徴

  • 低温槽内で、シャルピー衝撃試験及び、アイゾット衝撃試験が行えます。
温度-35 °C ~ 60 °C(冷凍機式)
安全装置インターロック付安全カバー
オプションアンビル電機締付(アイゾットのみ)
その他仕様No.258 衝撃試験機 による
電源AC 200 V、3相、40 A、50/60 Hz
機体寸法・重量約 W1,110 × D1,160 × H1,760 mm・約 450 kg
※仕様は予告なく変更することがあります

No.258-UTL 衝撃試験機(超低温槽付)

参考規格 JIS K7110、K7111-1、ASTM D256、D6110、ISO 179-1:2010、180

258-utl

特徴

  • 低温槽内で、シャルピー衝撃試験及び、アイゾット衝撃試験が行えます。
温度-50 °C ~ 60 °C(冷凍機式)
安全装置インターロック付安全カバー
オプションアンビル電動締付(アイゾットのみ)
その他仕様No.258 衝撃試験機 による
電源AC 200 V、3相、30 A、50/60 Hz
機体寸法・重量約 W1,670 × D1,480 × H2,130 mm・約 710 kg
※仕様は予告なく変更することがあります

No.258-ZA 衝撃試験機(全自動)

参考規格 JIS K7110、K7111-1、ASTM D256、ISO 179-1:2010、180

No.258-ZA (全自動)シャルピー・アイゾット衝撃試験機

特徴

  • シャルピー・アイゾット衝撃試験機を完全に自動化致しました。
  • カセットに試験片をセットし、専用ソフトウェア上で試験条件を入力するだけで、最大210個の試験片が連続で測定できます。
  • 3種類のハンマーを自動で交換できる為、ハンマー交換による試験の中断がなく、連続して試験を行うことができます。
  • 自動試料採寸・ノッチ位置合わせを約6秒で行います。
  • オプションに低温槽を付けることが可能です。

No.258-ZA 仕様

温度-40℃〜80℃(冷凍機式)または温度制御無し
ハンマー容量 0.5 ~ 25 J(シャルピー)、1〜7.5 J (アイゾット)、自動持上げ装置、自動停止装置
アンビル自動ノッチ位置決め装置、測定済試験片除去装置
試験片セット数70個 × 3 カセット(計 210 個) ※試験片サイズ:幅 10 × 厚さ 4 × 長さ 80 mmの場合
専用ソフトウェアWindows対応
オプションハンマー高さ調節装置(シャルピーのみ)、低温槽、自動試験片測寸装置、測定済試験片回収ターンテーブル(20 個)
電源AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz 低温槽付:AC 200 V、3相、30 A、50/60 Hz
エアー源0.5 MPa以上
機体寸法・重量(参考値)約 W1,150 × D1,050 × H1,950 mm・約 700 kg
※仕様は予告なく変更することがあります

【関連】超低温環境での試験なら、万能衝撃試験機

‐70℃まで対応した万能衝撃試験機もございます