こちらのページでは、安田精機で取り扱っている特殊な摩耗試験機をご紹介しています。摩耗試験機とは、プラスチック・ゴムをはじめとした各種材料の摩耗特性を測定する装置です。「DIN摩耗試験機・DIN摩耗試験機(恒温槽付)・NBSゴム摩耗試験機・ウィリアムス摩耗試験機・アクロンゴム摩耗試験機」の仕様についてご案内いたします。
No.151 DIN摩耗試験機・No.151-H DIN摩耗試験機(恒温槽付)
No.271 NBSゴム摩耗試験機
参考規格 ASTM D1630
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの耐摩耗性を評価する(NBSゴム摩耗試験機)試験機です。
- 回転ドラムに巻き付けた研磨紙上に、試験片を一定荷重で押し付けて摩耗させドラムの回転数を記録します。
- 試験片の厚みを2.5mm(0.1inch)摩耗させるのに必要なドラムの回転数を算出し、評価します。
掛け数 | 3個掛 |
試験片 | 25 × 25 × 厚さ 6.35 mm |
回転ドラム | 直径 φ150 mm |
ドラム回転速度 | 45 ± 5 rpm |
研磨紙 | 幅 250 mm、材質: ガーネット、粒度 #40 |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
ダイヤルゲージ | 目盛 1/100 mm 、ストローク Max. 10 mm |
おもり | 2,265 gf用・・・ 3個 |
防塵用パイプ | 3個、空気圧 241 ± 35 kPa |
付属品 | 止めバンド・・・ 4個 |
電源 | AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W765 × D510 × H500 mm、約 145 kg |
No.275 ウィリアムス摩耗試験機
参考規格 JIS K6264-2、ISO 4649
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの耐摩耗性を評価するための試験機(ウィリアムス試験)です。
- 主にタイヤや靴底等の試験に用いられます。
- 垂直に立てた回転する研磨材の平面に、水平のアームに固定された2個の平板状試験片を規定の荷重で押し付けて摩耗します。
- 試験前後の試験片の質量から摩耗重量を求め、摩耗体積を算出します。
試験片 | (20 ± 0.5) × (20 ± 0.5) × 厚さ 10 mm |
試験片取付位置 | 研磨輪の中心より左右 63.5 mm |
荷重 | 35.5 N(3.62 kgf) |
研磨輪 | 外径 φ165 mm、内径 φ70 mm、材質 C、粒度 #70 |
研磨輪回転速度 | 37 ± 3 rpm |
空気吹付け装置 | 噴射孔 直径 φ1.0 mm(ピッチ 6 mm)・・・ 上部・下部に各3個、空気圧 180 kPa |
圧力計 | Max. 1 MPa(目盛 0.1 MPa) |
タイマー | Max. 99 min 59 sec |
付属品 | 試験片打抜刃 |
電源 | AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz |
エアー源 | 0.5 MPa以上 |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W700 × D520 × H560 mm・約 55 kg |
No.152 アクロンゴム摩耗試験機
参考規格 JIS K6264-2、ISO 4649、DIN-53 516
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの耐摩耗性を評価するアクロン摩耗試験機です。
- 回転する円盤状試験片の円周面を、一定荷重で研磨輪の円周面に押し付け、回転軸に一定の傾斜角度を与えて摩耗し、摩耗質量を求めます。
- 主にタイヤや靴底等に用いられます。
試験片 | 直径 φ63.5 ± 0.5 mm、厚さ 12.7 ± 0.5 mm、中心孔径 φ12.7 ± 0.1 mm |
試験片回転速度 | 250 ± 5 rpm |
試験片軸傾斜角度 | 0 ~ 30°(通常 15°) |
荷重 | 27.0N(2.75kgf)、 44.1N(4.50kgf) |
オプション | 吸引装置(掃除機)、速度可変仕様 |
電源 | AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W600 × D420 × H580 mm・約77 kg |