お久しぶりです。安田精機製作所、海外営業課です。先日、マレーシアへ出張してまいりました。
安田精機は東南アジア、中国、韓国等、アジア圏への出張が非常に多いです。マレーシアも出張頻度の多い国で、海外営業課ではなじみ深い国の一つです。ブログでは出張中に食べた印象的なマレーシア料理をみなさんにご紹介します。前回のインド出張や前々回のアメリカ出張の様子もぜひご覧くださいね。
<目次>
マレーシア料理紀行
マレーシアは複数の民族が暮らす国で、料理もバラエティーに富んでいます。マレー料理、中華料理、インド料理、ニョニャ料理の4タイプの料理が楽しめると言われています。出張中も美味しい料理をたくさんいただきました。
定番の麺料理「ラクサ」
まずはマレーシア料理の中でもかなりの定番「ラクサ」です。一見、日本のラーメンのような見た目のこの料理はマレーシアの伝統的な麺料理として親しまれています。マレーシア国内でも地域差があるらしく、そういった面でも日本のラーメンに似ているかもしれません。
私が今回ラクサを食べたのはジョホール・バルのラクサでした。カレーと同じようにとてもスパイスが効いていて香り高く、イエローカレーのように辛さ自体はマイルドです。乗っている具はもやし、鶏つくねと厚揚げのようなもので日本でも見かけそうなものでしたが、素朴な味わいでした。
背徳的な甘さの掛け算「カヤトースト」
次に紹介するのは、ホワイトコーヒーとカヤトーストです。ホワイトコーヒーは一般的なコーヒーよりも酸味が少なく、代わりにクリーミーな甘さがあるのが特徴です。インスタントコーヒーがお土産としても定番の商品になっています。
カヤトーストはシンガポール発祥の料理ですが、マレーシアでも広く食されているメニューで、ココナッツベースのジャムを塗り込んだトーストでバターを挟んだ食べ物です。マレーシアではこのカヤトーストをホワイトコーヒーにつけて食べるのが通(ツウ)の食べ方だと現地の人に教えてもらいました。
甘さの強いカヤトーストにホワイトコーヒーの甘みが加わり、かなり甘かったです。そしてこれが、カロリーが気にならない程に最高に美味しい。カヤトーストのためだけにまたマレーシアに行きたい、そう思わせるほどの味わいでした。
ちなみにラクサやカヤトーストはコピティアムで食べました。コピティアムとはマレーシアの至るところにある軽食中心の飲食店で、日本でいう喫茶店のようなお店です。店の作りは日本とは少し異なり、入口にドアがなく、とても開放的な印象です。日本だと立ち飲み屋さんの店の作りに似ているかもしれません。
フルーツの王様「ドリアン」と女王「マンゴスチン」
東南アジアといえばフルーツ!ということで、次はフルーツの王様ドリアンをご紹介します。クアラルンプールの路地沿いの果物屋で、よく熟れたドリアンを店員さんがその場で切ってくれました。とても皮が硬いので、ナタのような大きな刃物で切るようです。
臭いが非常にきついことで有名な植物果物ですが、味は本当に美味しいです。よく眼にする表現ですが、口に入れた瞬間カスタードのような口当たりと甘味が広がります。
食べてる瞬間は本当に幸せなのですが、そのあとは大変です。臭い、めちゃくちゃ臭いです。大きさや新鮮さに関係なく一様に臭いです。自分の身体全体がドリアン臭くなってしまうので、食後しばらくは強烈な臭いに苦しむことになります。
とはいえ、新鮮なドリアンの味はぜひ現地で味わってもらいたいので、マレーシアに旅行の際はぜひチャレンジしてみてください。
同じ場所でマンゴスチンも食べました。ドリアンが王様なら、こちらは果物の女王と呼ばれています。甘酸っぱくライチのような食感で、こちらは文句なしに美味しかったです。
ちなみにこの二つのフルーツ、ほとんどのホテルで持ち込み禁止になっています。ドリアンの臭いが嫌煙されるのは言うまでもないですが、マンゴスチンは皮に理由があります。マンゴスチンの皮は染色料としても使用されており、シーツなどに皮からエキスが垂れてしまうと色が染み付いて取れなくなってしまうためです。お店でも手袋を着用して食べることが推奨されているようでした。
マレーシアのローカル「中華」を堪能
左上:ホワイトグアバ 右上:サワガニのからあげ
左下:エビとあさりのスープ 右下:空芯菜の炒め物
次はクアンタンで食べた中華料理をご紹介します。マレーシアは歴史的に中国系移民の人口が非常に多く、全体の3割近くにも上ります。そのため、町には漢字があふれていて、中華料理店も非常に多く存在します。
ただし料理はやはりローカライズされていて、スープはトムヤムクンのような酸味と辛味があり、マレーシア現地ならではのアンサンブルを楽しむことができました。そのほか、揚げ物も野菜も美味しくいただきましたが、写真左上のホワイトグアバは少し淡白に感じました。
ホワイトグアバはマレーシアでも中国でもポピュラーなフルーツです。洋梨のような食感ですが、甘味がもの足りなかったです。ほのかな甘味が好きな人はハマるかもしれません。
おかずモリモリ!「ナシカンダール」
最後に紹介するのはクアンタンで食べたナシカンダールです。マレーシアの超定番料理で、マレー語でナシはご飯、カンダールは秤という意味です。ワンプレートのご飯の上に自分で好きな惣菜を選んで盛り、最終的にその量で料金が決定します。カレーやピラフにどんどんトッピングしていくぶっかけご飯のような料理で、インド系の行商人が売り歩いて広めた料理だと言われています。野菜のほか、お肉や魚などのたんぱく質がバランスよく食べられるのがうれしいポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はマレーシア出張記として、マレーシアの現地メシを紹介しました。香辛料がふんだんに使われているメニューが多く、基本的に味が濃いです。わたしは香辛料の風味もフルーツも大好きなので、毎食とても楽しみでした。辛いものが苦手な人やカレー系の味が続くと飽きてしまいそうな人はマクドナルド等、日本でもおなじみのファーストフード店をあらかじめ調べたり、インスタント食品を携帯して行くと安心かもしれません。
海外出張の醍醐味は食事にあり、と強く感じたお腹も大満足のマレーシア出張でした。今後はまた別の国の出張の様子をお伝えできればと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考:マレーシアを満喫