アメリカ出張

こんにちは!安田精機製作所の海外営業課です。今回のブログでは、メディア・マーケティング課に代わり、海外営業課が6月に行った10日間のアメリカ出張の報告をします。

アメリカへの出張は実に4年ぶり。バージニア州からテキサス州まで移動しながら、各地を訪問しました。10日間の出張の様子を振り返りながら、公私共に充実して過ごした旅をレポートしたいと思います。

4年ぶりのアメリカ出張

安田精機の海外営業課の主な仕事は、各国のお客様や代理店に弊社の試験機を提案・販売することです。中国・台湾チーム、韓国チーム、米州チーム、東南アジアチームの4つに分かれて各エリアを担当しています。

今回のアメリカ出張の目的は、すでに予定されていたアメリカでの校正案件で現地訪問するのに併せて、アメリカ国内の他のお客様を訪問させていただくことでした。コロナ禍で海外出張を控えていたため、実に4年ぶりの渡航でした。

出張の工程は東海岸のバージニア州で校正をし、レンタカーや飛行機でテキサス州のヒューストンまで移動しながら各州にある9社のお客様先を訪問するというもの。10日かけてアメリカを大移動するまさに弾丸ツアーでした。

ニューヨークからアメリカに入国
ニューヨークからアメリカに入国

まずはバージニア州へ

初日は、弊社のサービスエンジニアと一緒に日本を出発し、ニューヨークから入国しました。そのまま飛行機でバージニア州へ移動し、今回アメリカへ行くきっかけになった校正の発注をいただいたお客様の会社を訪問します。

久しぶりのアメリカ出張でまず驚いたのが、物価の高さです。4年前に訪問したときよりも格段に物価が高くなっていて衝撃を受けました。ペットボトルの水が1本3ドルで、これは日本円に換算すると430円くらいになります。感覚的に日本の3倍くらいの物価の高さでした。

したがって、毎食レストランで食事をするというわけにはいかず、軽食で済ますことも多かったです。ただ、そんな中でも、大好きなアメリカ料理を精一杯堪能してきました。

バージニアでの校正作業が無事に済むと、エンジニアとはバージニアの空港でお別れ。エンジニアは再度、ニューヨークへ戻り、そのまま帰国しました。

テネシー州ナッシュビルへの飛行機が遅延

その後、テネシー州の州都であるナッシュビルへ飛行機で向かい、各所のお客様先へ向かいます。しかし、ナッシュビルへの飛行機が5時間遅延し、空港で足止めをくらってしまい、一部のお客様にキャンセルの連絡をせざるをえなくなりました。飛行機が遅延してお客様にお会いできなかったのがこの旅で一番ショックな出来事でした。次回、アメリカ出張が実現した際には今回お会いできなかった方にもご挨拶したいと思っています。

ナッシュビル空港での即興コンサート
ナッシュビル空港での即興コンサート

予定が大幅に遅れたものの、なんとかナッシュビルに到着しました。ナッシュビルはカントリーミュージックの故郷で、音楽が非常に盛んな街です。空港でも女性シンガーがギターを演奏していています。即興のコンサートに足を止めて聞き入ってしまいました。

空港からはレンタカーで移動しました。ナッシュビルのお客様訪問を終え、ケンタッキー州のレキシントンを目指します。

レキシントンの航空博物館
レキシントンの航空博物館

レキシントンに到着後、空いた時間でブルーグラス空港にある航空博物館を訪れました。実際に使用されていた戦闘機の迫力に驚いたり、ヘリコプターの座席に座ってみたり、航空機の展示を楽しみました。

レキシントン
レキシントン

レキシントンのカフェで食べたのが写真のプルドポークのサンドイッチ。プルドポークはスパイスや調味料に漬け込んだ豚肉を低温で長時間かけて加熱した料理で、やわらかくなった豚肉がバンズに挟まれています。付け合わせのポテトサラダとコールスローもボリュームたっぷりで、食べ応え満点でした。

スパイスの香りが豊かなプルドポークサンドイッチ
スパイスの香りが豊かなプルドポークサンドイッチ

オハイオ州を車で北上してデトロイトへ

レキシントンでの予定を済ませ、オハイオ州を経由してデトロイトまで車で6時間半ほどかけて北上します。アメリカの道路は日本よりもとても広く、4車線、5車線が当たりまえです。アメリカは国全体が車社会なので、道幅や出入口が広く、高速道路の出入口やジャンクションの助走路も長く作られていて、とても運転しやすく感じました。

シナモンドーナツ
シナモンドーナツ

写真は、デトロイトで朝食に食べたシナモンドーナツです。自動車の街、デトロイトでお客様を訪問したあとはもう一度レンタカーでオハイオ州まで戻ります。車での移動距離は合計で実に約965マイル(1550km)でした。

飛行機でテキサス州ヒューストンへ

ヒューストン
ヒューストン

オハイオ州のデイトンでレンタカーを返却し、ここからは飛行機でヒューストンへ移動しました。ヒューストンで無事最後のお客様を訪問して、旅程は全て終了。合計で9社のお客様にお会いすることができました。

まとめ ―大国アメリカで感じたこと

アメリカは場所によって日照時間が異なり、日没が21時頃になる地域で過ごした日もありました。日本とは時間の感覚が全く違うため、時間の流れにも異国情緒を感じます。実は日本に帰ってきたあとに激しい時差ボケがあり、直すのに1週間近くかかりました。

飛行機が遅延する思わぬハプニングがあったり、物価高による不自由があったりしたものの、現地の方々はおおらかでフレンドリーな方が多く、大きなトラブルなく出張を終えることができました。困っているときに助けていただいたり、励ましてくださったりしたおかげで、異国での孤独感をほとんど感じることなく、10日間を過ごせたことに感謝します。

世界有数の経済大国アメリカの地で、少しでも弊社の製品を通じて経済や工業の発展に貢献できるよう、また必ず戻ってきたいと強く胸に誓いました。

参考:安田精機製作所海外営業部