こんにちは!安田精機製作所、メディアマーケティング課です。今回は、弊社で最近導入された在宅勤務制度についてご紹介します。

安田精機では、9月より一部の職種を対象に在宅勤務を導入しました。これは、社員がより働きやすい職場環境を整えるための取り組みの一環として行っています。

在宅勤務、いわゆるテレワークは、近年多くの企業で採用が進んでいます。実際、公益財団法人日本生産性本部の調査によると、2023年12月時点で全国の就業者のテレワーク実施率は21.7%となっています。

在宅勤務のメリットとデメリット

在宅勤務 仕事風景

在宅勤務には様々なメリットとデメリットがあります。安田精機での経験も踏まえて、主なポイントをご紹介します。まずは、従来のオフィスワークとの違いを比較表にまとめてみました。

<従来のオフィス ワークと在宅勤務の利点と課題>

基準オフィスワーク在宅勤務
通勤時間・費用がかかる拘束時間の短縮
通勤にかかる経費削減
ワークライフバランス管理が難しい柔軟性が増し、仕事と生活のバランスが改善
コミュニケーション対面でのやりとりが簡単難しい場合があり、仮想ツールに依存する
費用オフィス関連経費通勤コスト削減
自宅でのセットアップが必要

次に、在宅勤務のメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

在宅勤務のメリット

生産性の向上
・静かで快適な環境で作業でき、業務効率が向上します。
・集中力が必要な作業に取り組みやすくなります。

時間の有効活用
・通勤時間がなくなることで、睡眠時間の確保や自己啓発の時間に充てられます。
・仕事後に個人的な用事を済ませられ、私生活も充実します。

ワークライフバランスの改善
・家族との時間が増えるなど、私生活の質が向上します。
・柔軟な働き方が可能になり、ライフスタイルに合った働き方ができます。

コスト削減
・通勤費や外食費を節約できます。
・昼食を自宅で取ることで、好みの食事を楽しみながら費用も抑えられます。

在宅勤務のデメリット

コミュニケーションの課題
・対面でのコミュニケーションが減り、チームの一体感が薄れる可能性があります。
・即時の情報共有や相談がしにくくなる場合があります。

業務の可視化の難しさ
・上司や同僚がタスクの進捗状況を把握しにくくなります。
・評価の公平性に影響を与える可能性があります。

在宅勤務できない職種との格差
・製造業など、現場作業が必須の職種では在宅勤務が難しく、職種間で不公平感が生じる可能性があります。

仕事とプライベートの境界線のあいまい化
・仕事時間とプライベート時間の区別がつきにくくなり、オーバーワークにつながる恐れがあります。

安田精機での在宅勤務の実施状況

会社外観

安田精機では、これらのメリットを最大限に活かしつつ、デメリットを最小限に抑える工夫をしています。


コミュニケーション対策
・オンラインツールを活用し、定期的なチームミーティングを実施しています。
・チャットツールを使用して、気軽に相談や情報共有ができる環境を整えています。

業務の可視化
・タスク管理ツールを導入し、各自の業務進捗を見える化しています。
・定期的な業務報告の仕組みを設け、上司と部下のコミュニケーションを促進しています。

ハイブリッド型勤務の採用
・完全な在宅勤務ではなく、出社と組み合わせたハイブリッド型勤務を採用しています。
・対面でのコミュニケーションの機会も確保しつつ、在宅勤務のメリットを享受しています。

労働時間管理の徹底
・勤怠管理システムを導入し、在宅勤務時の労働時間を適切に管理しています。
・長時間労働の防止と、適切な休憩時間の確保を呼びかけています。

社員の声をご紹介

実際に在宅勤務を経験した社員からは、以下のような声があがっています。
・静かな環境で集中して作業ができ、業務効率が上がった。
・通勤時間がなくなったことで、睡眠時間が増え、体調管理がしやすくなった。
・家族と過ごす時間が増え、ワークライフバランスが改善した。

一方で、「対面でコミュニケーションをとる方が、仕事がより円滑に進む場合がある」との意見もあり、これらの声を参考に、より良い在宅勤務制度の構築を目指しています。

まとめ:今後の展望

在宅勤務の導入は、社員の働き方に大きな変化をもたらしました。今後も社員の声に耳を傾けながら、より良い働き方を模索し、社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境づくりに努めてまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後も安田精機の取り組みについて、このブログでお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

参考:【まとめて紹介】テレワークにおけるメリット・デメリットとは? /人間関係だけじゃない、制度面での働きやすさ向上を目指す