こんにちは!安田精機製作所の海外営業課です。
以前からこのブログで継続してお伝えしていました「Chinaplas(チャイナプラス2024」が4月23日~4月26日の開催期間を終え無事に終了しました。今回は現地の様子をレポートとしてお伝えします。
以前にもお伝えしたようにChinaplasは中国で毎年開催される世界最大規模のプラスチック・ゴム産業の展示会です。
弊社のブースで紹介していたものはもちろんすべて安田精機の試験機でしたが、開催自体は「雅司答(上海)貿易有限公司(以下安田上海)」、「北京仕家万联科技有限责任公司(Beijing Shijia Wanlian Scientific Co.,Ltd)(以下仕家万联)」と「弘埔技術(香港)有限会社(Hope Technology (Hong Kong) Co, Limited)(以下Hope Technology)」の3社共同開催でした。
安田上海は弊社の中国現地法人です。
仕家万联とHope Technologyは安田精機製作所の中国内の販路の確保、拡大に長年協力いただいている大切なパートナー企業です。今回のChinaplasについても準備から当日の運営まで多くの面でご協力いただきました。
弊社からは私を含め4名の社員が現地に向かいました。私は他の者より早めに現地入りし、前日設営の22日に他のメンバーと合流しました。
中国での全自動試験機の反応
設営も大きなトラブルなく無事に完了し、迎えた開催初日。
9:30の開催から間を置かず、多くの方々がご来場いただけました。事前に出展の連絡をさせていただいていた方々が実際に足を運んでくださりました。展示している試験機を稼働させると、ブースの前を通過していた方々も「なんの機械だろう」と興味を持って立ち止まってくださる場面も多く、とくに120-LABOTはロボットアームが自動で作業をする様子が関心を集めていたように感じます。
会場内、試験機関連のエリアにいるすべての方々がメルトフローレイトに関心があるわけではありませんが、知能化(自動化)・人的工数の削減が進む中国で全自動試験機が多くの関心を集めていたことにはとても手ごたえを感じました。
会場にはカタログも多く持ち込み、中国語、英語、日本語の3種類を用意しました。やはり中国語のものをお持ちいただく方が圧倒的に多かったです。逆に日本語のカタログに関してはほとんど消化することができませんでした。
これには、コロナ禍以降、中国への入国はシンガポールやマレーシアなどの一部の国を除きVISAの所得が義務付けられている背景が関係していると考えます。
そのため、日本を始めたとした海外企業の来場は少し敷居が高くなっていたのかもしれません。上記の規制については近い内に解除されるとの情報もありますが、2024年5月現在、まだ具体的な日程は決まっておりません。
直近の発表では、今年のChinaplasの来場者は32万人以上とあり、プラスチック展示会規模世界2位は伊達ではない訴求力を感じました。
日本らしいノベルティが大人気
今回弊社は2つのノベルティを作成しました。
一つは前回のブログでも紹介した象印のマホービン、これは大好評でした。お見積り提出の確約をいただいた方々にお渡ししていたのですが、ノベルティを見て興味を持ってブース内に足を運んでくださる方もいらっしゃいましたし、何よりお渡ししたすべての方々に心から喜んでいただけたと思います。
もう一つ作成したのは、安田精機のロゴ入りの扇子です。こちらはブース前を通ったお客様にお渡し、足を止めていただくためにお配りしていました。
予想以上に喜んでくださる方が多く、わざわざもらいに来てくださる方もいらっしゃいました。
日本社製品、日本らしいノベルティを配布することで弊社が日本企業であることを新規の方々に認知いただこうという狙いもありましたが、反応もよく特に象印製品の海外での人気と信頼性を実感しました。
同業他社との交流とまとめ
また、展示会では運営側として、来場者の対応をするだけでなく、同じ業界の方々にお会いするタイミングもありました。
小さな業界ですのでお互いの情報を交換し合う機会は非常に貴重で、会社へ製品の周知という面以外でもとても有意義な時間だったと思います。1月から準備をはじめ、あっという間の4か月間でしたが、海外での展示会出展を行う上で、多少なりともノウハウのようなものができたように感じます。
Chinaplasは年ごとに開催都市が上海と深圳で入れ替わります。来年は深圳での開催です。まだ来年の出展が決定したわけではないですが、チャレンジします!