会社袋

こんにちは! 安田精機のメディア・マーケティング課です。弊社はこの秋、会社の手提げ袋を大幅にリニューアルしました。今回は、手提げ袋のリニューアルを記念して、安田精機の備品についてお話しします。

会社の備品や作業着など、ロゴ入りのオリジナルアイテムを使用している企業は多いと思いますが、そのアイテムを誰がどうやって作ったのか、プロセスを考えたことがありますか?  このブログでは、オリジナルアイテムができるまでのプロセスと安田精機の新しい会社袋について詳しくご紹介します。

ロゴ入りアイテムで社員の一体感がアップ

会社袋

会社の備品は、日々の仕事を進めるために欠かせないアイテムです。弊社では、作業着や営業部がお客様を訪問する際に持参するカタログを入れる用の手提げ袋にロゴマークを入れて、社員の一体感を高めたり、オリジナル性をアピールしたりしています。

社はこの秋に長年使っていた営業用の袋をリニューアルしました。というのも、従来の営業用の袋には問題があったからです。白色のビニール袋で小判方の穴が開いた持ち手がついた袋を使用していたのですが、何冊もカタログを入れるのには、サイズが小さく、強度が弱いという課題がありました。

「営業部が毎日使い、最終的にはお客様の手に渡る手提げ袋。社員にとってもお客様にとっても、もっと使いやすいアイテムになれば良いな」と考え、素材もサイズも刷新した新しい袋作りに踏み切りました。

オリジナル会社袋ができるまで

会社袋

ここからはオリジナル会社袋ができるまでのプロセスをご紹介します。メーカーに発注するために、使用場面を想定したり、多くの見積もりを比較した過程がとても勉強になったので、そのときどきに留意していたポイントをみなさんにシェアしたいと思います。

まずは素材選びからスタート

袋を一新するにあたり、素材の選定が最初のステップです。リニューアルが決まった当初は紙袋を検討していました。紙袋はサイズ、紙の素材、持ち手の素材など、それぞれの要素から成り、単価も要素に応じて細かく決められています。そこで、サイズや素材の異なる紙袋や不織布の袋など、10社以上の企業から見積もりを提出してもらいました。

見積もりを比較してわかったことは、素材が不織布であっても紙であっても単価の差は小さいということでした。価格が同等であれば、不織布の実用性の高さが会社袋には相応しいと判断し、素材は不織布を選ぶことにしました。

不織布は軽量でありながら高い強度があり、重いカタログを入れても破れる心配がありません。また、撥水性を兼ね備えているため、雨天の際にも安心して使用できます。また、紙のように折り目がつかない不織布の特性は、遠方に出張してカタログを持ち運ぶ営業部にとっても非常に使い勝手がいいと想定されます。

印刷面を考慮すれば紙の方がきれいに印刷できるようですが、実用性のある不織布に軍配が上がります。素材選び一つとっても、仕上がりのきれいさ、実用性、耐久性、予算など考慮する点が多く、とても勉強になりました。

サイズ選びでこだわったポイント

会社袋

素材が決まったあとは、サイズを選びます。まずは袋の形状です。不織布バッグ(紙袋も同様)には、マチの有無によっていくつかの種類があります。マチがない「平袋型」、底にのみマチがある「船底型」側面と底にマチがある「角底型」です。今まで袋のマチについて考えたことがありませんでしたが、用途に合わせて様々な仕様があることがわかり新鮮な気持ちで選んでいました。

会社袋
エコバックオリジナル広場HPより

今回は総合カタログ10冊を収納できるサイズを想定して、「舟底型」を選びました。大きさはA4サイズより大きめ、持ち手も肩にかけられるように長めに設計し、重いカタログを楽に持ち運べるようにしました。また、カタログが10冊でもしっかりとホックを留められる大きさにすることにもこだわりました。

持ち手も強度を加味して慎重に検討しました。熱で接着する熱圧縮タイプと、縫い付けるタイプがあり、強度が高い縫い付けるタイプを採用しました。

複数のメーカーの見積もりや仕様を比較したうえで、最終的に「エコバックオリジナル広場」に発注させていただきました。サイズや持ち手の長さを柔軟に調整してくれたこと、持ち手の縫い目がしっかりしていて十分な強度が期待できたことが大きな要因です。

いよいよデザインが決定

会社袋

仕様が決まれば、最後はデザインの入稿です。サイズや形状にもこだわった実用性がある袋に仕上がったので、お客様にもカタログを取り出した後も捨てずに使ってほしいという気持ちが強くなりました。そこで、デザインは以前のビニールタイプの袋に比べてかなり控えめなロゴを使用し、シンプルなデザインを採用しました。

「安田精機の社員だけでなく、お客様にも大切に使っていただきたい」と、そんな思い入れのあるオリジナルアイテムができたことをうれしく思います。使い捨てしないことは環境への配慮にもつながるはずです。

会社袋のリニューアルをすると決まったとき、ここまで細かい要素や本来の役目を終えたあとの使い道まで考えるとは思っていませんでした。今回の経験や製品づくりのプロセスにも活かせると実感しています。

まとめーオリジナル会社袋が完成しました

会社袋

今まで何気なく使っていた会社の備品ですが、今回のリニューアルに携わった経験を通じて、会社の備品に対する見方が少し変わりました。小さなアイテム一つひとつに「どんなサイズにしようか」「素材は何を選ぼうか」と考えるプロセスがあるということを体感したからです。

新しい手提げ袋が社員とお客様の双方にとって「良いアイテム」になると期待しています。また、このブログが会社の備品やイベントでノベルティを作ろうと思っている方の参考になるとうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

参考:エコバックオリジナル広場