企業委員会

こんにちは!安田精機のメディア・マーケティング課です。今回のブログのテーマは委員会です。

委員会と聞くと、小学校や中学校での委員会活動が思い起こされる方も多いのではないでしょうか? 私も、小学生のころ、給食委員や美化委員などに分かれ、各クラスから選出されたメンバーが集まって話し合いをしていた記憶があります。

企業にも、学校と同じように、社内で改善すべき課題について決められたメンバーで取り組みを行う委員会活動があります。現在、安田精機でも7つの委員会があり、部署を横断した人員が集まり、通常の業務とは異なる活動を行っています。

今回のブログでは企業委員会に焦点を当て、委員会活動の役割や期待できる効果を説明します。あわせて、弊社の7つの委員会を紹介し、それぞれの委員会が向き合う課題や活動の目的についてお話したいと思います。安田精機ってこんな活動もしているんだなと、楽しみながら読んでくださいね。

企業委員会ってどんな役割があるの?

企業委員会

まずは「企業における委員会にはどんな役割があるの?」という根本的な疑問にお答えしていきます。企業委員会の役割は、ズバリ、社員に経営を分担し、経営に関する当事者意識を浸透させることです。

会社の経営は、サービスや製品を作って売るだけでは成り立ちません。人材を育成したり、経費を削減したり、社内美化に努めたり、安全な職場環境を担保したり、さまざまな要素の上に成り立っています。

これらの要素を経営陣だけが考えていたり、取り組んでいたりしては人材は育っていきませんし、企業全体の成長スピードも遅くなります。委員会を設けるのは、社員一人ひとりがこれらの課題に当事者として向き合うためです。経営陣の視点を持ち、各社員が委員会としてリーダーシップを発揮することで、各部門の業務範疇を超えた多角的な人材が育ちます。多角的な人材が生まれることは、企業の成長スピードを加速させることにもつながります。

つまり、企業の委員会活動には、社員一人ひとりが経営者の視点で課題に向き合い、課題解決や企業の成長を促す役割があります。

委員会活動で期待できる3つの効果

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次に、委員会活動に期待される具体的な効果を3つ述べます。

【委員会活動で期待される3つの効果】

  • リーダーを任せられる人材が増える
  • 社内で後回しになりがちが課題を解決できる
  • 全社意識が芽生える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

リーダーを任せられる人材が増える

一つ目の効果は、リーダーを任せられる人材が増えることです。委員会には、委員長と呼ばれるようなリーダー的な役割を任せられる人物がいますが、委員長は部署や入社歴に関係なく選出される場合がほとんどです。

たとえば、若手社員が委員長になれば、普段は上司や先輩にあたるメンバーを取りまとめることになるので、リーダーシップを学ぶ絶好の機会になります。あえて、社歴の浅いメンバーを委員長に選出するのも良い方法です。

委員会は、仮に施策が失敗したとしても経営に大きなダメージを与えることはありません。意見が言いやすく自主的にチャレンジしやすい性質を活かして、若手を育てる機会ととらえると良いでしょう。

社内で後回しになりがちな課題を解決できる

委員会では、直接利益につながらないような、言わば「後回しになりがち」な課題がテーマになることが多いです。たとえば、社員間のコミュニケーションの増加や、社員教育のブラッシュアップなど、大切だけれど緊急性が低いものがこれにあたります。

委員会を設置することで、「後回しになりがち」な課題に焦点を当て、解決に導けるメリットがあります。また、本業以外の仕事に向き合うことは、良い気分転換にもなり、結果的に本業のパフォーマンス向上にもつながります。

全社意識が芽生える

委員会はさまざまな事業部から横断的に人が集まる場です。したがって、自然に他部署との交流が生まれ、メンバーのなかで全社意識が芽生えます。

大きな会社になればなるほど、事業ごとの縦割りになり、「自分の部署さえよければ問題ない」「ほかの部署が何をしているか知らない」という考えに陥りがちです。委員会には活動を進めるうちに自然に全社意識が生まれる大きな効果があります。

安田精機の7つの委員会を紹介

企業委員会

安田精機の7つの委員会を紹介します。現在の委員会は2023年9月にリニューアルされたばかりで、新設された委員会も多いです。各委員会はさまざまな課から選出されたメンバーで構成され、年齢もさまざまな社員が在籍しています。

【安田精機の委員会】

  • 安全衛生委員会
  • ISO委員会
  • 消防委員会
  • TM(Teach Me)委員会
  • コミュアップ委員会
  • DX推進委員会
  • 社内教育制度・人材開発委員会

安全衛生委員会

工場を中心に社内の安全を守るための委員会です。月に1回の安全パトロールを実施しており、作業スペースにものが置かれていたり、人が怪我をする可能性がある箇所を発見したりした場合はただちに排除します。コロナ対策をはじめとした衛生面の管理も行なっています。

ISO委員会

「ISO9001」の3年ごとに行われる更新審査に向けて、マニュアルを作成したり、社内部の活動を記録したりする委員会です。

消防委員会

防火管理者の資格講習を受講した社員で構成され、火災による被害を防止するために施策を行います。

TM(Teach Me)委員会

企業委員会

今まで個人の経験に頼りがちであった作業(製品の組立など)を、動画や写真付きのマニュアルにして、新入社員が入ってきた際にスムーズに教育ができるようにすることを目指しています。

コミュアップ委員会

社内レクリエーションなどの企画を行い、部署間のコミュニケーションを増やすことを目的とした委員会です。

DX推進委員会

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを活用し、社内の工数の削減や簡略を図る委員会です。

社内教育制度・人材開発委員会

社内教育制度の見直しや、所属部門の業務以外で活躍できるスキルを持った人材の発掘を目的としています。

まとめ

企業委員会

今回のブログでは、安田精機の委員会活動を紹介しました。実際の活動を通して、委員会はさまざまな課の人間で構成されていて、普段あまり顔を合わせない人とも一緒に業務をするチャンスだと強く感じています。今後も積極的に活動していきたいです。

参考:会社での委員会の役割。社内で委員会活動を行う3つのメリットとは?「企業委員会」導入で期待できる効果とは?