TRテスター(低温弾性回復試験機)とは、JIS K6261、ASTM D1329、ISO 2921などの規格に準拠し、加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの低温弾性回復試験を行うものです。仕様用途に合わせ4個掛け、6個掛けなどお選びいただけます。TRテスターの仕様についてご案内いたします。
No.145-L 低温弾性回復試験機(TRテスター)
参考規格 JIS K6261、ASTM D1329、ISO 2921
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 試験片を伸長して固定し、熱媒体を満たして-70°C~-73°Cに冷却した試験槽へ浸漬して10分間保持します。
- その後試験片の固定を解除し、試験槽を毎分1°Cの速度で昇温します。
- -70°Cのときと、それ以後2分間隔で試験片の長さを測定し、試験片の収縮率が75%になるまで試験を続けます。
- 試験結果から温度―収縮率曲線を作成し、10%、30%、50%、70%のときの温度を算出します。
掛け数 | 4個掛、6個掛(2種) |
試験片 | I字状 両端つかみ部: 6.5 × 6.5 mm、 平行部: 幅 2.0 ± 0.2 mm、 長さ 100.0 ± 0.2 mm または 50.0 ± 0.2 mm、 厚さ 2.0 ± 0.2 mm |
チャック間距離 | 50 mm、100 mm |
変位測定 | 光スケールセンサー、精度 ± 0.1 mm、ストローク Max. 200 mm ※変位測定のストロークにつきましては、お打ち合わせの上、決定します。 |
温度 | -70 ~ 30 °C(冷凍機式、伝熱媒体使用) (オプション: 液体窒素共用で -100 °Cまで) |
電熱媒体量 | 約 27 L |
昇温速度 | 1 °C/min |
専用ソフトウェア | Windows対応 |
付属品 | 試験片取付ゲージ、試験片打抜刃(100 mm用、50 mm用)・・・ 各1個 |
オプション | 安全カバー、Oリング用チャック |
電源 | AC 200 V、3相、30 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 4個掛: 約 W1,110 × D830 × H2,020 mm・約 350 kg 6個掛: 約 W1,200 × D1,000 × H2,020 mm・約 373 kg ※ストロークがMax.200 mm 仕様の装置寸法 ※ラック上昇時の高さH2,370 mm |