ロスフレキシングテスター(屈曲試験機)とは、ゴムの屈曲によるクラックの成長を観察し、耐久性を評価する試験機です。ロスフレキシングテスターの仕様についてご案内いたします。
No.270 ロスフレキシングテスター
参考規格 ASTM D1052
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- ゴムの屈曲による クラック の成長を観察し、耐久性を評価します。
- 主に靴底等に用いられます。
- 低温槽内で試験を行うL型も取り揃えています。
- 規定の大きさに切り取った後、専用の治具を使用して一端から62±2mmの位置に直径2.5±0.01mmの穴を開けて試験片とします。
- 試験片を試験機に取り付け、水平の位置から45°に屈曲させて、穴の長さが500%になるか、穴と亀裂がつながって合わせた長さが15mmになるか、屈曲回数が25万回に達するまで繰り返し屈曲を行います。
- 元の穴の長さから100%増加するごとの平均の屈曲回数を、500%に達するまで算出し、耐久性とします。
掛け数 | 12個掛(幅 25 mm用) 4個掛(幅 100 mm用)(2種) |
試験片 | 幅 25 ± 1 mm、長さ 153 mm、厚さ 6.35 ± 0.03 mm(標準) |
屈曲角度 | 90°(オプション: 45°、2段切換式) |
屈曲速度 | 100 ± 5 回/min |
調節ローラーストローク | 0 ~ 50 mm(可変式) |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
温度 | ― |
付属品 | 試験片孔あけ具 |
電源 | AC 100 V、単相、15 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 12個掛:約 W670 × D450 × H450 mm・約 85 kg 4個掛:約 W670 × D450 × H450 mm・約 85 kg |
No.270-L ロスフレキシングテスター(低温槽付)
参考規格 ASTM D1052
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 低温槽の中で試験を行えるロスフレキシングテスターです。
- 試験片に開けた元の穴の長さから100%増加するごとの平均の屈曲回数を、500%に達するまで算出し、耐久性とします。
掛け数 | 12個掛(幅 25 mm用) 4個掛(幅 100 mm用)(2種) |
試験片 | 幅 25 ± 1 mm、長さ 152 mm、厚さ 6.35 ± 0.03 mm(標準) |
屈曲角度 | 90°(オプション: 45°、2段切換式) |
屈曲速度 | 100 ± 5 回/min |
調節ローラーストローク | 0 ~ 50 mm(可変式) |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
温度 | -35 ~ 60 °C(冷凍機式) |
付属品 | 試験片孔あけ具 |
電源 | AC 200 V、3相、30 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 約 W1,100 × D1,200 × H1,000 mm・約 300 kg |