鉛筆硬度試験機(鉛筆硬度計、鉛筆引っ掻き塗膜硬度試験機)とは、試験機法・鉛筆法により、塗膜の表面硬度を評価するための試験機です。また、化粧板のクレメンス形引っかき硬さ試験やエナメル線の耐溶剤性の評価にも用いられます。鉛筆引っかき硬度試験機の仕様をタイプ別にご案内しております。
オプションのジグを取り付けることで、機能性フィルムの引っかき硬さ試験も行えます。
※操作動画あり ※受託試験対応
No.553-M 鉛筆引っかき硬度試験機(電動)
参考規格 JIS K 7317、JIS (C 3003)、C 3216-4、D 0202、(K 5400)、K 5600-5-4、K 5651、K 6894、K 6902、ASTM D2197、D3363、ISO 15184、IEC-60851-4
- 鉛筆引っかき硬度試験機をハンドルを回すのではなく、電動で動かせるようにした試験機です。
- 一度に2本の鉛筆で試験できるようにしたM2タイプもご用意しています。
No.553-M(電動)の操作・動作動画
No.553-M 仕様
試料台 | M-1: 100 × 180 mm M-2: 150 × 180 mm |
ストローク | 左右 Max. 100 mm、前後 Max. 50 mm |
引っかき角度 | 45°(エナメル線用 60°) |
引っかき速度 | 電動可変速式(規格値 0.5 ~ 1 mm/s) |
荷重 | Max. 1 kgf(バランスウェイト式) |
付属品 | 三菱uni鉛筆(6B ~ 9H)・・・ 計17本、鋼針・・・ 1本、専用鉛筆削り、研磨紙(#400)、水準器 |
オプション | 熱盤仕様、通電装置、鋼針(直径 φ3 mm、長さ 23 mm、先端角度 60°)、JIS K7317対応仕様(ダイヤモンド圧子、荷重、ガラス板) |
電源 | AC 100 V、単相、3 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | M-1: 約 W440 × D200 × H440 mm・約 20 kg M-2: 約 W440 × D260 × H440 mm・約 27 kg |
2個掛けタイプ No.553-M-2
一度に2本の鉛筆で 効率アップ!
試験頻度の多いお客様におすすめです。
違う種類の鉛筆を使用するなど、
試験の効率化が望めます。
No.553-T 鉛筆引っかき硬度試験機(手動)
参考規格 JIS K 7317、JIS (C 3003)、C 3216-4、D 0202、(K 5400)、K 5600-5-4、K 5651、K 6894、K 6902、ASTM D2197、D3363、ISO 15184、IEC-60851-4
- 塗膜の鉛筆引っかき硬度を評価します。
- 化粧板のクレメンス形引っかき硬さ試験やエナメル線の耐溶剤性の評価にも用いられます。
- 規定の鉛筆を試験機に取り付け、バランスを取った後、規定のおもりを載せ、ハンドルを回すことで塗面を対して45°の角度で引っかきます。
- 試験後は目視により試験片の圧痕を調べて評価し、塗膜の破れやすりキズが認められない最も硬い鉛筆の濃度記号を鉛筆引っかき値とします。
No.553-T 仕様
試料台 | 100 × 180 mm |
ストローク | 左右 Max. 100 mm、前後 Max. 50 mm |
引っかき角度 | 45°(エナメル線用 60°) |
引っかき速度 | ハンドル式、1.75 mm/1回転 |
荷重 | Max. 1 kgf(バランスウェイト式) |
付属品 | 三菱uni鉛筆(6B ~ 9H)・・・ 計17本、鋼針・・・ 1本、専用鉛筆削り、研磨紙(#400)、水準器 |
オプション | 熱盤仕様、通電装置、鋼針(直径 φ3 mm、長さ 23 mm、先端角度 60°)、JIS K 7317対応仕様(ダイヤモンド圧子、荷重、ガラス板) |
電源 | ー |
機体寸法・重量 | 約 W500 × D170 × H370 mm・約 8 kg |
No.553-KH キズ判定用ボックス
参考規格 JIS K 7317:2022 附属書B(参考)目視判定ジグ
- JIS K 7317 附属書B 目視判定ジグ に基づいて製造されています。
- JIS K 7317で規定されるの機能性フィルムの引っかき試験を行ったあとに、キズの判定を行うための装置です。
- PC上でキズの有無を確認・保存することができます。
No.553-KH 仕様
試験片ホルダー | セット面R280 mm 曲面ジグ |
試験片移動量 | 前後14 mm |
試験片送り方式 | 送りツマミ |
照明装置 | LEDバー照明(白色)、発光範囲 W100 × H40 mm、 デジタルコントローラにて照度調整可能 幅3 mm黒ストライプ付き |
付属品 | カメラ接続USB3.0ケーブル 2 m、試験片ホルダー、試験片固定用マグネットテープ |
電源 | AC 100 V、単相、5 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 約 W200 × D300 × H500 mm・約 9 kg |
機能性フィルムの引っかき硬度試験 操作説明動画
No.553-S 鉛筆引っかき硬度試験機(手押し)
参考規格 JIS K 5600-5-4
- 鉛筆法により、塗膜の引っかき硬度を簡単に測定する試験機(ハンディ鉛筆引掻き硬度試験機)です。
- 塗面に対して45°に取り付けられた鉛筆の先に、750gの荷重が掛かるようになっています。
- 規定の鉛筆を試験機に取り付け、鉛筆の先端が試験片に載った後、毎秒0.5~1.0mmの速度で少なくとも7mmの距離を押して試験します。
- 試験後は目視により試験片の圧痕を調べて評価します。
- 1荷重式、3荷重式の2タイプございます。
No.553-S 仕様
方法 | 1荷重式 | 3荷重式 |
引っかき角度 | 45 ± 1° | 45 ± 1° |
荷重 | 750 gf | 500 gf、750 gf、1,000 gf |
付属品 | 三菱uni鉛筆(6B ~ 9H)・・・ 計17本、専用鉛筆削り、 研磨紙(#1000)、収納用木箱、追加荷重(3荷重式のみ) | 三菱uni鉛筆(6B ~ 9H)・・・ 計17本、専用鉛筆削り、 研磨紙(#1000)、収納用木箱、追加荷重(3荷重式のみ) |
機体寸法・重量 | 約 W100 × D80 × H125 mm・約 2 kg | 約 W100 × D80 × H125 mm・約 2 kg |
No.553-AUTO 鉛筆引っかき硬度試験機(全自動)
参考規格 JIS (C 3003)、C 3216-4、D 0202、(K 5400)、K 5600-5-4、K 5651、K 6894、
K 6902、ASTM D2197、D3363、ISO 15184、IEC-60851-4
- ロボット機構により、鉛筆引っかき硬度試験機を完全自動化した試験機(鉛筆引掻塗膜硬度試験機)です。
- カセットに試験板をセットし、タッチパネル上で試験条件を入力するだけで、最大160本(2本×80個)の引っかき動作を連続で行うことができます。
No.553-AUTO 仕様
掛け数 | 2個掛 |
試験板セット数 | 80個(試験板1個につき引っかき線2本) |
ストローク | Max. 60 mm(引っかき線1本を3分割可能)(オプション: 5分割) |
引っかき角度 | 45°(エナメル線用 60°) |
引っかき荷重測定 | 電動可変速式(規格値 0.5 ~ 1 mm/s) |
荷重 | Max. 1 kgf(バランスウェイト式) |
標準自動化機構 | 自動試験板セット機構、自動鉛筆回転機構、自動鉛筆先端研磨機構、自動鉛筆高さ補正機構 |
電源 | AC 100 V、単相、15 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 約 W1,250 × D750 × H1,480 mm・約 250 kg |
※No.553-F 鉛筆引っかき硬度試験機(ロードセルタイプ)は販売終了致しました。
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