クリープ試験機(クリープテスター)とは、プラスチックや樹脂に一定の静的荷重を加え、時間と共に増加するひずみ(クリープ)を測定するものです。クリープ試験機の、「滑車式・天秤式・サーボ式・応力緩和試験機」の仕様についてご案内いたします。
No.145-A クリープテスター(滑車式)
参考規格 JIS K7115、ASTM D2990、ISO 899-1
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- チャック (つかみ具)を付け替えることで、引張・圧縮・曲げ試験に対応できます。
- 応力緩和試験が行えるタイプもございます。
- 規定の状態調節を施し、寸法を測定した試験片をチャックに取り付けて、規定の荷重をかけます。
- その後、規定の測定時間ごとに試験片のひずみを測定します。
- 測定した時間とひずみから引張クリープ弾性率を算出します。
掛け数 | 3.6.10個掛(3種) |
試験片 | JIS K7162-2 参照 |
荷重方式 | 滑車式 |
荷重 | Max.500N[(50kgf) |
変位測定 | 磁歪式リニアスケール (最小表示単位:0.01mm)、測定範囲 150mm |
温度 | Max.200℃ |
専用ソフトウェア | Windows対応 |
オプション | 圧縮治具、曲げ治具、低温槽、恒温恒湿槽、分割槽、標線間変位測定仕様 |
電源 | 仕様により変更します。 |
寸法、重量 | 仕様により変更します。 |
No.145-B クリープテスター(天秤式)
参考規格 JIS K7115、ASTM D2990、ISO 899-1
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- チャック(つかみ具)を付け替えることで、引張・圧縮・曲げ試験に対応できます。
- 応力緩和試験が行えるタイプもございます。
- 規定の状態調節を施し、寸法を測定した試験片をチャックに取り付けて、規定の荷重をかけます。
- その後、規定の測定時間ごとに試験片のひずみを測定します。測定した時間とひずみから引張クリープ弾性率を算出します。
掛け数 | 3.6.10個掛(3種) |
試験片 | JIS K7162-2 参照 |
荷重方式 | 天秤式 |
荷重 | Max.5kN[(500kgf) |
変位測定 | 磁歪式リニアスケール (最小表示単位:0.01mm)、測定範囲 40mm |
温度 | Max.200℃ |
専用ソフトウェア | Windows対応 |
オプション | 圧縮治具、曲げ治具、低温槽、恒温恒湿槽、分割槽、標線間変位測定仕様 |
電源 | 仕様により変更します。 |
寸法、重量 | 仕様により変更します。 |
No.145-SV クリープテスター(サーボ式)
参考規格 JIS K7115、ASTM D2990、ISO 899-1(クリープ試験)、JIS K6263、ISO 3384(応力緩和試験)
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 荷重方式を実荷重式からサーボモーター駆動方式に変更し、 ロードセル により荷重検出することで、省スペース、サンプル破断時の衝撃低減を実現致しました。
- チャック(つかみ具)を付け替えることで、引張・圧縮・曲げ試験が行えます。
- 応力緩和試験が行えるタイプもございます。
掛け数 | 3.6.10個掛(3種) |
試験片 | JIS K7162-2、JIS K6263参照 |
荷重方式 | サーボモーター式 |
荷重 | Max.5kN[(500kgf) |
変位測定 | 磁歪式リニアスケール (最小表示単位:0.01mm)、測定範囲 100mm |
温度 | Max.200℃ |
専用ソフトウェア | Windows対応 |
オプション | 圧縮治具、曲げ治具、低温槽、恒温恒湿槽、分割槽、標線間変位測定仕様 |
電源 | 仕様により変更します。 |
寸法、重量 | 仕様により変更します。 |
No.145-C 複合クリープテスター(応力緩和試験機)
参考規格 JIS K7115、ASTM D2990、ISO 899-1(クリープ試験)、JIS K6263、ISO 3384(応力緩和試験)
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- クリープ試験機にロードセルを装備することで、 加硫ゴム 及び 熱可塑性 ゴムの応力緩和試験を行えるように致しました。
- チャック(つかみ具)を付け替えることで、引張応力緩和試験・圧縮応力緩和試験に対応できます
- A法では試験槽と治具及び試験片を予熱し、規定の力を加えた後、そのままの温度で規定時間ごとに圧縮力( 引張力 )を測定します。
- B法では試験槽のみ予熱し、試験片には標準状態で規定の力を加えた後、30±1分後に加熱を開始し、規定時間経過後に標準状態に戻して規定時間ごとに圧縮力(引張力)を測定します。
- 測定した時間と圧縮力(引張力)から圧縮(引張)応力緩和を算出します。
掛け数 | 3.6.10個掛(3種) |
試験片 | JIS K6263参照 |
荷重方式 | 滑車式または天秤式 |
荷重 | ロードセル、Max. 500 N (50 kgf) |
変位測定 | ポテンションメーター: 最小単位 1/10 mm、ストローク 0 ~ Max. 300 mm 差動トランス: 最小単位 1/100 mm、ストローク 0 ~ Max. ± 40 mm |
温度 | Max.200℃ |
専用ソフトウェア | Windows対応 |
オプション | 圧縮治具、曲げ治具、低温槽、恒温恒湿槽、分割槽、液浸槽、標線間変位測定仕様 |
電源 | 仕様により変更します。 |
寸法、重量 | 仕様により変更します。 |