ワイヤー摩耗試験機とは、ブレード往復法により、エナメル線や自動車(道路車両)用ケーブルの耐摩耗性・電線摩擦を評価するための試験機です。ワイヤー摩耗試験機の仕様についてご案内いたします。
No.210-ISO6722 ワイヤー摩耗試験機
参考規格 JASO、ISO6722-1
- ブレード往復法により、エナメル線や自動車(道路車両)用ケーブルの耐摩耗性を評価するための試験機(摩耗試験機)です。
- 試験片を取り付け、一端の絶縁被覆を除去して試験片導通ケーブルを接続します。
- 試験片の上にブレードを下ろし、規定荷重を加えてブレードを往復運動させることで試験片の絶縁被覆を摩耗させます。
- 導通が生じるまでの回数を測定し、耐摩耗性とします。
- 試験片を回転させることにより、同一試験片で3回または4回測定ができます。
※導体断面積6mm2以下の試験片に対応した試験機になります
型式 | No.210-ISO6722 (JASO、ISO) |
摩耗距離 | 15.5 ± 1 mm (針の変位 20 ± 1 mm) |
摩耗速度 | 55 ± 5 回/min |
試料クランプ | 間隔 71 mm (摩耗中心より左右 35.5 mm) |
荷重 | 初荷重 2 N ~ Max. 10 N (規格値 7 ± 0.05 N) |
ブレード | 直径 φ0.45 ± 0.01 mm(JASO) |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
試料回転角度 | 0°、90°、180°、270° |
オプション | 安全カバー |
電源 | AC 100 V、単相、3 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 約 W480 × D447 × H600 mm・約 33 kg |
No.210 マグネットワイヤー摩耗試験機
参考規格 NEMA-C9.5
- ブレード往復法により、エナメル線や自動車(道路車両)用ケーブルの耐摩耗性を評価するための試験機(摩耗試験機)です。
- 試験片を取り付け、一端の絶縁被覆を除去して試験片導通ケーブルを接続します。
- 試験片の上にブレードを下ろし、規定荷重を加えてブレードを往復運動させることで試験片の絶縁被覆を摩耗させます。
- 導通が生じるまでの回数を測定し、耐摩耗性とします。
- 試験片を回転させることにより、同一試験片で3回または4回測定ができます。
型式 | No.210(NEMA) |
摩耗距離 | 10 mm |
摩耗速度 | 60 回/min |
試料クランプ | ー |
荷重 | 初荷重 2 N ~ Max. 10 N |
ブレード | 直径 φ0.4 mm |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
試料回転角度 | 0°、120°、240° |
オプション | 安全カバー |
電源 | AC 100 V、単相、3 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量 | 約 W480 × D447 × H600 mm・約 33 kg |