こちらは安田精機製作所の屈曲・疲労試験機をまとめたページです。「キャブタイヤケーブル、プラグ屈曲試験機、コンセントプラグ開閉試験機、光ファイバ屈曲試験機、光ファイバ圧壊試験機、ケーブル可とう性試験機」の仕様についてご案内いたします。
目次
No.125 キャブタイヤケーブル屈曲試験機
参考規格 JIS C3005
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- ゴムまたはプラスチック材料で絶縁またはシースを施した丸型の電線の曲げ試験を行う試験機(丸形キャブタイヤケーブル曲げ強度試験機)です。
- 完成品から切り出した試料を回転子の貫通孔を通して両端をチャックで固定します。
- その後、回転子を毎分20回の速さで200回連続回転させ、チャックで固定した部分及び貫通孔に通した部分について、試料に生じる破損、ひび、割れの有無、各線心の導体素線の断線数を目視で調べます。
回転子と貫通孔の距離 | A条件: 100 mm B条件: 150 mm |
回転子とチャックの距離 | A条件: 300 mm B条件: 200 mm |
回転速度 | 20 rpm |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
電源 | AC 200 V、単相、15 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W1,020 × D820 × H680 mm・約 224 kg |
No.254 プラグ屈曲試験機
参考規格 JIS C3662-2、C8306、IEC-60227-2
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- プラグ(コード引出部)の屈曲性能の強度試験(コード引出部曲げ試験)を行うための試験機(曲げ試験装置、コード屈曲試験装置)です。
- 適切な長さの試料に規定のおもりを吊り下げて、通電します。
- 可動板を左右各60°に毎分40回(左右それぞれ1回と数える)の速さで規定回数往復させ、試料の断線率から屈曲性能の評価を行います。
- 塩化ビニル絶縁ケーブルは、おもりを0.5kgにして左右90°まで曲げ、180°の曲げを1回として毎分60回の速度で屈曲運動を行います。
掛け数 | 1個掛、2個掛、3個掛、4個掛(4種) |
屈曲角度 | 左右 60°、90°(2段切換式) |
屈曲速度 | 40 回/min(20 往復/min) |
おもり | 500 g |
振れ止め | 回転軸より 300 mm、間隔 40 mm |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
オプション | 通電装置 |
電源 | AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W470 × D505 × H760mm・約 43kg(1個掛け) |
No.256 コンセントプラグ開閉式試験機
参考規格 JIS C8306
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 配線器具の開閉試験を行う試験機です。
- プラグとコンセントをチャックに固定し、水平に開閉運動を繰り返し、消耗度合いを評価します。
- 負荷装置を接続することも可能です。
掛け数 | 2個掛、4個掛、6個掛(3種) |
開閉速度 | 10 回/min、20 回/min(2段切換式) |
カウンター | 6桁(プリセット式) |
オプション | 電流計、電圧計、通電ターミナル端子、負荷装置 |
電源 | AC 100 V、単相、5 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 2個掛: 約 W650 × D250 × H450 mm・約 50 kg 4個掛: 約 W650 × D500 × H600 mm・約 60 kg |
No.257 光ファイバー屈曲試験機
参考規格 JIS C6821、C6851、C6861、IEC-60794
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 光ファイバーケーブル及びコードの機械特性試験の中の繰返し曲げ試験を行う光ファイバー屈曲試験装置です。
- 試料に規定の荷重を加えながら、垂直方向に対して両側に90°の角度で曲げます。
- 試験後の試料の損失の測定及び外観試験を行います。
掛け数 | 1個掛、3個掛、6個掛、(3種) |
屈曲角度 | 左右45°、60°、90°(規格値 90°) |
屈曲速度 | 2秒/1サイクル |
屈曲マンドレル径 | R15 mm |
おもり | 500 g、1,000 g |
オプション | 破断検出装置 |
電源 | AC 100 V、単相、10 A、50/60 Hz |
機体寸法・重量(参考値) | 仕様により変更します。 |
No.259 光ファイバ圧壊試験機
参考規格 JIS C6821、C6851、C6861、IEC-60794
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 光ファイバケーブル及びコードの機械特性試験の中の圧壊試験を行う光ファイバー圧壊試験装置です。
- 試料を平たんな鋼板と可動する鋼板の間にはさみ、試料の長手方向に均一に、かつ、急激な衝撃を与えないように、ゆっくりと圧壊力を加えます。
- 試験後、試料を1分以上放置した後の損失の測定及び外観試験を行います。
可動板 | 幅 100 × 長さ 200 mm |
圧壊力 | 7 N/mm、14 N/mm |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W700 × 350 × H500 mm・約 10 kg |
No.262 ケーブル可とう性試験機
参考規格 JIS C3662-2、C3663-2、IEC-60227-2、60245-2
- 本機は上記の規格に準拠し、製造されています。
- 塩化ビニル絶縁ケーブル及びゴム絶縁ケーブルの 可とう性 を評価するための試験機(可とう性試験装置)です。
- 装置の両端に固定された2個のプーリと、左右に移動する移動台に固定された2個のプーリを通して、試料をS字形に取り付けます。
- 試料の両端に規定のおもりを付けて張力を加え、移動台を左右に反転して移動します。
- 移動台は毎秒0.33mの速度で1m以上の距離を往復します。
- 可とう性試験中は試料に通電されており、電流の遮断時・導体間の 短絡 時・試料と試験装置のプーリとの間の短絡時に検知し、遮断する構造となっています。
試料導体公称断面積 | 0.5 ~ 4.0 ㎟ |
プーリ径 | φ60、 φ80、 φ120、 φ160、 φ200 mmより選択 |
移動台速度 | 0.33 m/sec |
移動台距離 | 1 m 以上 |
荷重 | 初荷重 0.5 ~ 9.0 kgより選択 |
負荷装置 | 電流可変範囲: 各相 0.1 ~ 30 A |
電源 | 1次側: AC 200 V、3相、スター結線、20 kVA、50/60 Hz 2次側: AC 230 V、単相/ AC 400 V(電圧切換器付)、3相、スター結線、3相4線式、中性線アース |
機体寸法・重量(参考値) | 約 W2,240 × D1,000 × H2,050 mm、950 kg |