ヒートデストーションテスターとは、石油化学工場で製造されるプラスチックの耐熱性を評価する試験機です。試験の種類には、荷重たわみ温度試験(DTUL)、ビカット軟化点試験(VICAT)、ボールプレッシャー試験(BP)があります。
耐熱性・耐摩耗性を評価する試験機
プラスチックの耐熱性を評価する試験機で代表的な物が、ヒートデストーションテスターです。身近なものでは、電子レンジや食洗器対応の食器など、私たちの身の回りに存在する製品の耐熱性は、ヒートデストーションテスターによって試験されています。
高温下で安心して製品を使用する為に、試験機の存在は欠かすことができません。
ヒートデストーションテスターでできること
ヒートデストーションテスターでは以下の3つの試験が可能です。
- 荷重たわみ温度試験(DTUL)
- ビカット軟化点試験(VICAT)
- ボールプレッシャー試験(BP)
荷重たわみ温度試験とは、合成樹脂の耐熱性を評価する試験の一つです。たわみとは、重量を加えた時に起こる変形を指します。
荷重たわみ試験の難しいところは、試験片のみを正確にたわませることができるか、という点です。架台も同じように熱変形してしまうと、正確な数値をはかれなくなってしまいます。
安田精機製作所では、独立架台の熱変形量を最大でも0.009ミリまで縮小させることに成功しました。そのため、確実な結果を残すことが可能です。
樹脂が軟化しはじめる温度を調べるビカット試験、高い温度環境でへこみを調べるボールプレッシャー試験は、先端圧子を付け替えることで可能となります。
半自動・全自動・高温タイプをお選びいただけます。
安田精機製作所では、お客様の仕様用途に合わせて様々なタイプとオプションの試験機をご用意しております。
下記リンクからご覧ください。