ギヤー式老化試験とは、プラスチックやゴムなど高分子系材料の加熱空気による、耐熱老化性を評価する試験です。空気を絶えず入れ替えながら、試験片を熱して酸化させることで老化を促します。一般的には、ギヤー老化試験機を使用して試験片を老化させた後に、様々な試験が行われます。

ギヤー老化試験機は、一般的な恒温槽(オーブン)と異なり、空気置換率を調整することで、熱酸化による試料の劣化が正確に再現されます。その他、下記内容などが各規格に規定されています。

  • 平均分速…試験槽内9か所又は18か所における風速の平均値
  • 温度分布…試験槽内9か所における最高温度と最低温度の差

試験機概要

吸気ダクトより外気(一定量の新鮮な空気)を取り入れ、試験槽内の空気を強制的に循環しつつ、その一部を排気ダクトより放出します。この試験槽内の空気が入れ替わる頻度が、空気置換率という値で表されます。

※空気置換率とは

全加熱空間容積に対する1時間当たりの空気置換回数のことで、消費電力量法に則った式によって算出します。

安田精機のギヤー老化試験機

安田精機のギヤー式老化試験機は、空気を強制循環させながら、試験片を一定温度で一定時間加熱することが可能です。空気置換率は消費電力法を採用しております。又、絶縁電線の加熱試験にも用いられます。

タッチパネル式を採用

試験条件に試験時間や試験温度などを入力し、測定をスタートするだけで、自動で空気置換率を計算します。またSHF-SA タイプは吸排気ダンパーの開閉を自動制御することにより、設定した空気置換率で試験を行うことができます。

より正確な空気置換率の測定

本装置には周囲温度測定用の温度センサーが設置されており、測定された周囲温度から空気密度を計算し置換率測定に反映させます。また、試験槽内の温度と周囲温度の差にも反映させることにより、周囲温度が変動しても置換率が正確に計算されます。

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