2022年12月に機能性フィルムの引っかき硬さに関する規格が制定されました。安田精機では、この規格に対応する装置や専用ジグの販売を行っています。
キズ判定ボックス553-KH
機能性フィルムの引っかき試験を行ったあとに、キズ判定を補助するための装置です。K 7317の附属書Bに規定される方法で目視判定を行ったり、PC上に試験片を映し出して試験片表面の観察・画像の保存を行うことができます。ハーフミラーを用いた同軸落射反射光学系の観察方法を用いたもので、ハーフミラー、黒ストライプ付きラインLED、試験片ホルダーで構成されます。
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試験片の位置調整可能
撮影しながら、試験片の位置をツマミで微調整できます。
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照度の調整可能
LEDの照度を簡単にツマミで微調整できます。
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PCで結果を保存
PCを映し出した試験結果を、画像としてPCに保存することができます。
参考規格 | JIS K 7317:2022 附属書B(参考) 目視判定ジグ |
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試験片ホルダー | セット面R280mm 曲面ジグ |
試験片移動量 | 前後14mm |
試験片送り方式 | 送りツマミ |
照明装置 | ラインLED(白色)、発光範囲 W100×H40mm、 デジタルコントローラにて照度調整可能、幅3mm黒ストライプ付き |
キズ判定ボックスには、株式会社メックの特許技術(特許第7148181号:検査ジグ及び検査方法)を使用しています。
対象の試験機
型式 | No.553-T(手動) | No.553-M(電動) |
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参考規格 | JIS K 7317、JIS(C 3003)、JIS C 3216-4、JIS D 0202、JIS(K 5400)、JIS K 5600-5-4、JIS K 5651、JIS K 6894、JIS K 6902、ASTM D2197、D3363、ISO 15184、IEC-60851-4 | |
試料台 | 100×180mm | |
引っかき速度 | ハンドル式 1.75mm/1回転 | 電動可変速式(規格値0.5〜1mm/s) |
ストローク | 左右 Max.100mm、前後 Max.50mm | |
荷重 | Max.1kgf(バランスウェイト式)調整単位:50gf | |
オプション | 熱盤仕様、通電装置、綱針(直径 φ3mm、長さ 23mm、先端角度 60°) | |
電源 | ー | AC 100V、単相、3A、50/60Hz |
寸法、重量 | 約W440×D200×H250mm、約8kg | 約W440×D200×H440mm、約20kg |
キズ判定ボックスを使用した試験動画
デモ機のお試し・受託試験、実施可能!
安田精機製作所では試験機をお求めのお客様に安心・納得してご購入いただけるよう、各種試験機のデモ機をご用意しております。ご来社での試験または装置の貸出が可能です。
受託試験サービスも行っています。ご検討の際はお気軽にご相談ください。